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ローマ神話におけるディアナ
何の神か | 樹木、狩猟 月、貞節、多産 |
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対応する= ギリシャ神 | アルテミス |
類似する≒ ローマ神 | ルナ |
類似する≒ ギリシャ神 | セレネ |
1.
月と貞節と狩猟を司り、新月の銀の弓を持つ処女神。樹木の神として農民の信仰を受け、多産も司る。
ギリシャ神話のアルテミスと同一視される。(なお、アルテミスが使うのは金の弓矢とされる。)
月を司る女神として、ローマ神話のルナ(対応するギリシャ神はセレネ)と同様の信仰を受ける。
ギリシャ神話におけるアルテミス
何の神か | 山野、狩猟 月、貞潔 受胎、多産、子供 |
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対応する= ローマ神 | ディアナ |
類似する≒ ローマ神 | ルナ |
類似する≒ ギリシャ神 | セレネ |
聖獣 | 鹿(ケリュネイア) 牝熊、猟犬 |
聖樹 | 糸杉 |
1.
狩猟と貞潔の女神。金の弓矢を持つ。古くは山野の女神で、野獣(特に熊)と関わりの深い神であった。処女神だが、受胎・多産を司る出産の女神であり、地母神として子供の守護神という側面も持つ。薬草アルテミシア(ヨモギ属)の名はアルテミスに由来し、女性の月経や分娩を整えるなど、多くの効能からよく用いられた。
アルテミスは、兄弟のアポロンとともに「遠矢射る」の称号を持ち、地上の人間に疫病と死をもたらすといわれる。
光明の神であるアポロンが太陽神ヘリオスと同一視された後、アルテミスは月の女神セレネと同一視されることになったが、セレネは処女神ではないため、アルテミスと完全に同一ともいえない。
アルテミス/ディアナ、セレネ/ルナ、ペルセポネ/プロセルピナの3女神は、月と暗闇の女神という共通点から、ヘカテと混同された。4柱の女神が完全に一致しないことは明白である。ヘカテはトラキアからギリシャ神話に入ってきたとされる。
アルテミスに対する人身御供はギリシアの各地で行われていたといわれる。(理由については、当サイトでは特定しきれていないため省略。)
・ケリュネイア
アルテミスの聖獣である、巨大な雌鹿。黄金の角と青銅の蹄を持つ。